美しい多くのレリーフ! / Prasat Puai Noi : 訪問日 08Jul2006、19Dec2009


この遺跡は、2号線をKhon Kaenへ向かう途中、Ban Phaiと言う町で東に折れ、
次に、Hing Tangと言う町で南に折れ、途中、標識に従って東に折れて、
まっすぐ進んで行くと右手に見えて来ます。

この遺跡は、2006年に一度訪問した事がありますが、
美しいレリーフが、たくさん残っており、再度、訪問しました。
(2006年の訪問の記事は、 ココ

遺跡の東側にあるバライです。















遺跡の南東にも、小さなバライがあります。
そのバライ越しに遺跡(中央)を見たところ。

右手に赤い屋根、白い壁の小さな社がありますが、
これは現代の物です。










遺跡の前にあった説明板です。文字が劣化していて読めません。


















この説明板も読めません。

読みにくいですが、
この遺跡は、11-12世紀の
遺跡のようです。























東正面から遺跡を見たところ。

左手の池は、先程のバライです。













東正面から遺跡へ近づいて行きます。

当時は、ここに第1塔門があったのか?
今は、小さな階段が残っているのみです。












階段を登り、更に遺跡に近づいて行くと、
遺跡は[ ]形の池で、囲まれています。

その池越しに、南東から遺跡を見たところ。












これは、その反対側の池です。
その池越しに、北東から遺跡を見たところ。














遺跡の北東に、小さな社があります。

















その社にあった遺跡の説明板です。

これなら読めます。


















その小さな社の中には、いろいろな物が祀られています。


















奥にあるのは、インドの神の八神像のレリーフです。
それぞれの神が持っている持ち物、そして、乗り物で、神を区別する事ができます。
もっと近くで見てみたかったけど、祀られている物を勝手に下して見るわけにもいかないので、
断念しました。

遺跡の遺物と思われるレリーフも、
祀られています。
















遺跡の東塔門です。
東正面から見たところ。

















東塔門の北側の入口です。
入口と書きましたが、実際に入口は無く扉は、偽扉です。












この偽扉の上部のまぐさ石と、破風の下部のレリーフです。
まぐさ石のレリーフは、悪魔ケーシンが化けた馬と闘うクリシュナだと思います。























遺跡を南東から見たところ。

右端に東塔門の一部が見えます。
周壁の中、中央辺りに見えるのは、
南東に配置された経蔵です。









南東経蔵の東面のまぐさ石です。
そのレリーフは、カーラの上に座する神です。

















南東経蔵の東面のまぐさ石です。

そのレリーフは、
聖牛ナンディンに乗るシヴァ神と
その妻のウマー
です。
















東塔門の中に入ります。
これは東塔門の南房室です。

















これは東塔門の北房室です。


















東塔門を抜けると、正面に3基の祠堂があります。














これは、中央祠堂の東面のまぐさ石です。
そのレリーフは、アナンタ竜の上に横たわるヴィシュヌ神です。
















そのまぐさ石の上部の破風です。
破損が激しく何をモチーフにしたレリーフか判然としませんが、
シンハが2匹、外を向いて座っているのが見えます。


















中央祠堂から振り返って東塔門を見たところ。













その東塔門の西面の破風とまぐさ石です。
破風のレリーフは、3つの頭を持つ聖象アイラーヴァタに乗るインドラ神です。






















南東の経蔵です。















北側の祠堂の破風とまぐさ石です。

破風もまぐさ石も、レリーフは、
カーラに乗る神のようです。















北側の祠堂の内部です。

ここには、新しい時代のものと思いますが、
ヨニの上にリンガがありました。












南側の祠堂の破風と
まぐさ石です。



















そのまぐさ石の拡大写真です。

3頭の象が見えるので、
この象の上には、インドラ神の
レリーフがあったと思われますが、
今は、削られ無くなっています。










南東の経蔵です。
左奥に見えるのは、東塔門です。













南東の経蔵の西面の破風と
まぐさ石です。

破風のレリーフは、破損が激しく
判然としません。















そのまぐさ石の拡大写真です。
中央には、カーラの上にはガルーダのレリーフが施されています。
















その経蔵の西側入口を
ひとつ入ったところにある
破風とまぐさ石です。

まぐさ石のカーラの上に
描かれているのは、聖鳥ハンサです。

破風は、判然としません。











そして、経蔵の内部へ入ると、
インドの八神象のレリーフがありました。
















その八神像のレリーフの拡大写真です。














左から
①馬車に乗る太陽神Surya。近くで見ると、馬は4重に描かれており、馬車は4頭立てです。
②蓮華(下部)に乗る月神Chandra。
③鹿に乗る風神Vayu。
④孔雀に乗る軍神Skanda。
⑤象に乗る雷霆神Indra。
⑥牡羊に乗る火神Agni。手には棍棒を持っています。
⑦雲に乗る日・月蝕神Rahu。
⑧獅子に乗る彗星神Ketu。
 ラーフは、不老不死の霊薬アムリタを飲もうとして、首を切られましたが、
 ケトゥーは、その下半身を示しているとも言われている。




周壁内、北東から、3基の祠堂を見たところ。














北西から3基の祠堂を見たところ。
左から、北側の祠堂、中央祠堂、南側の祠堂です。













北側の祠堂の破風の下部と、
まぐさ石です。

破風の上部は、
無くなっていますが、
レリーフには、
カーラに乗る神が
描かれています。

まぐさ石には、
ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーに
象が聖水を降り注ぎ
身を清めている図が
描かれています。







その拡大写真です。

同じようなモチーフの破風が、
ガンボジアのBanteay Sreiにも
あります。














南西から3基の祠堂を見たところ。














南側の祠堂を、南から見たところ。

















南側の祠堂を、西から見たところ。

















中央祠堂の南面の破風です。





















中央祠堂の北面の
まぐさ石です。













西塔門を北東から見たところ。














西塔門を南東から見たところ。














西塔門の東面の破風です。

カーラに乗る神のレリーフが施されています。

















西塔門の東面のまぐさ石
です。

カーラに乗る神の
レリーフが施されて
います。










西塔門を出て、西から西塔門を見たところ。















西塔門の西面のまぐさ石です。

















遺跡を西から見たところ。















遺跡の西に、遺跡の石が積み上げられていました。















こんな石も。


















屋蓋部の尖塔です。


















遺跡を南西から見たところ。














遺跡を北西から見たところ。














遺跡を北西から見たところ。














遺跡の南東のバライです。















■参考
2006年の訪問の記事は、ココ


What's New? | お勧め遺跡 | タイ クメール遺跡 | 古代・その他 | ドヴァラヴァティ遺跡 | スコータイ遺跡 | ランナータイ遺跡
アユタヤ遺跡 | チャクリ朝~現代 | 博物館 | ガンボジア クメールの旅 | 浮彫Gallery | 遺跡年表 | OTHERS
自己紹介 | LINK | 掲示板 | E-Mail | 遺跡BOOKS | 古墳の丘を歩く | 里山へ登ったよ!